カテゴリなし 2010.07.03
補助エンジン内に工具が!
7月3日の朝礼に、佐藤工場長から「厳重注意」の
訓示がありました。
「お客さまからお預かりしている車に、発電用の
エンジンが搭載されています、そのエンジン内に
異物が入り込み始動不良となりました」
エンジン内ピストン上部、食い込んだ2ミリ弱の異物
原因は、基本エンジン組み立て後、付属部品取り付け
の際、取り付け工具の置き忘れ!
10ミリのボックスレンチとジョントレンチ(黒い丸穴)
このエアークリーナーブラケットを取り付ける為に
使用した工具を、このブラケット内に入れたまま
製品が完成され、お客さまに納品されました。
納品から200時間ほど使用され、遂にジョントレンチ
(脱落防止ロックボール)内にはめ込まれている
2ミリ弱のボールが振動により飛出し、エンジン燃焼内
に入り故障の原因になった。
当社は朝礼の時「整備員訓」を全員で唱和しています
一つ、工具は大切に扱うべし。
それ工具はメカニックの魂なり。
今回の事故は製造メーカー側に原因が有る
と思われるが、私達も整備中に同様な事故を
起こさぬ様、十分注意してほしいと訓示が。
私は、今回の事故事例を朝礼で全員に
「厳重注意」として訓示した佐藤氏が、
大変頼もしく大きく見えました。
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