車のプロが教えるテクニック術 2009.10.29
オーバーラン!
車を運転しながら交差点での一時停止、又は信号待
ちで停止線の白線より、はみ出すオーバーラン!の
報告では有りません。車にはエンジン回転計が付い
ている車と無い車もあります、特に性能には関係は
ありません、軽自動車は中級クラス以上に装備され
ています。下記の写真はパレットSW、TS(ターボエンジン)
上記3連メータの左側メーターがエンジン回転計です
エンジン構造上7、000回転以上(レットゾーン)危険
領域と表示しています。この危険領域に突入した車
SUZUKIジムニー平成3年 型式VーJA11V エンジン
型式F6A(660cc)EPIターボ5速マニアル走行13万Km
走行中突然 パキーン回転数7,000rpm ゴツゴツ
ガチャガチャ「あ!やちゃたー」レットゾーン6,500rpm
事故防止の為路側帯へ緊急避難、頭の中は真っ白
4サイクル内燃機関作動(吸入→圧縮→爆発→排気)
先に述べた危険領域に突入してしまいオーバーラン
発生故障車両として入庫いただき分解すると、まさに
シリンダーヘット(燃焼室)には吸気、排気バルブ開閉
作動が繰替えされ、ピストンが上昇し完閉前のバルブ
と緩衝しバルブが折れピストン上部が凹み突き抜け
ジムニーのオーナーさんは「いくらお金が掛かっても
是非直して乗りたい」と声を詰まらせておられました。
数日お預かりいただきビシッと完成しましたジムニー
エンジンの赤いヘッドカバーがお気に入りのオーナー
さん、このジムニーに寄せる思い「ごめんね」と
原動機<F6A,EPI、ターボエンジン基本設計>良が
基となりスズキの人気を押し上げて要ると思います。
本日納車です、今頃オーナーさんは伊豆の海に糸を
入れながら霊峰赤富士山を眺めジムニーのことを・・・
オーナーさんが引取りにニコニコと満面の笑顔で
報告者 検査主任 菅沼勝弘(オーナーさんに了解済みです)
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