宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）と三菱重工業は

 

１１日午後８時１７分・準天頂衛星「みちびき」を搭載した

 

Ｈ２Ａロケットを打ち上げ「みちびき」は３０分後に予定通

 

り分離され、打ち上げに成功したと発表されました。

 

 

 

 「みちびき」は位置を測定する米国のＧＰＳの様な

 

機能を持つ、日本で初めての衛星です。

 

「みちびき」の最大の目的はＧＰＳの弱点を補う事です。

 

たとえばＧＰＳを使用しているカーナビの場合、地球を

 

周回するＧＰＳは都市部のビル街では、衛星からの信号

 

が建物に遮られ正確な位置が分からなくなってしまう事

 

が有ります。

 

これに対して「みちびき」は日本のほぼ真上に長時間

 

（約８時間）留まります、ＧＰＳだけだと信号が建物に

 

遮られた際には誤差が１０メートル以上出る事があるが

 

「みちびき」がＧＰＳを補完することで、誤差が１メートル

 

足らずまで縮まりＧＰＳの能力が飛躍的に高まるのです

 

これによってカーナビでは、よりきめこまやかな案内が

 

出来る様になると期待されている。

 

ﾋﾟｨﾝ･ﾎﾟｫﾝｰこの先右折です左折です

 

 あっ通り過ぎたなんて事が無くなる。

 

「みちびき」は様々な産業で仕事のやり方を一変させる

 

可能性があります。

 

今年の末ごろからは、大学や企業などのグループが

 

専用の受信機を使って、精度な測位情報を利用した

 

トラクターの無人運転を！

 

 

 

北海道の様な広大な農場では「みちびき」とＧＰＳを利用

 

して無人のトラクターを動かし、畑を耕したり種まきから

 

収穫まで出来る事や、車の衝突防止などの実証験険

 

が始まっています。