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社長の独り言 2011.04.04

嫁の故郷

福島県西白河郡矢吹町堤が、息子の嫁の故郷です。

 

東日本大震災により、嫁の実家や作業所などが地震に

 

襲われました。

 

 

 「地震発生は東北地方東日本です」と報道された。

 

「嫁の実家はどうなの、家の人達は無事か」連絡は

 

取れない。

 

 

 次の日、午前3時すぎ停電が回復すると、やっと連絡

 

「みんな大丈夫だ、二階の瓦屋根が、家の内外壁

 

作業所の石積壁が、ダメ」嫁も息子もすぐにでも

 

実家行きたい、新潟まわりで何時間かかっても。

 

 

 

くるなー危ないから、くるなー余震だ」実家の父親が

 

「東北道が開いたら来てくれ。水、電気は大丈夫だ灯油

 

とガソリンが6時間待ち、整理券が無ければ買えない」。

 

 

 

待ちにまった3月26日東北道開通息子と嫁が

 

ガソリン100㍑、灯油100㍑

 

生後2ヶ月の赤子のオムツ

 

ティシュBOX、アジの干物、御殿場産の湧水50㍑、

 

福島の実家に救援物資を届けに行った。

 

「ひとつ泊まって来い、トンボ帰りするな」と送り出した

 

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         携行缶の20㍑どこにもなし

 

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そして昨日、私達が改めて福島の実家へ、お見舞いに

 

矢吹IC出口手前の、那須高原サービスエリアに立寄る

 

那須連山が何事も無かったかの様に、白い衣をまとい

 

とっても雄大に、そしてその源流が阿武隈川にそそぎ

 

西白川郡矢吹からその一帯の水田を潤している。

 

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東北道も地震のうねりにより、路肩に少し危険区域は

 

あったが、町内に入ると到る所「危険注意」旗とポール

 

これは酷い。

 

P4033195s.jpg        マンホールが突き出る

 

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嫁の実家は、地名のごとく堤、20数軒の集落です

 

「うさぎ追いし この山 こぶな釣りし かの川」の童謡歌

 

を連想する、広大な水田と小高い丘のふるさとです。

 

P4033185s.jpg        自宅の裏側より

 

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自宅二階の屋根瓦が落ち、一階の屋根瓦を直撃

 

家全体の内壁・外壁が家本体から、はがれてしまった。

 

自宅の前側には、収穫した野菜や菊など選別作業所が

 

P4033184s.jpg        自宅前の選別作業所

 

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         この地方、独特の石壁

 

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        選別作業所の内部

 

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矢吹町災害本部より危険警告の張り紙です。

 

この西白河一帯の屋根瓦の家々はほとんど被災

 

しております。

 

母親が「ここは地震も無く、水害も無く、穏やかな

 

住みよい所でした。今回の震災、津波、原発にと、

 

被災された皆さんに比べたら、がんばれば何とか

 

なるさ。でも原発のあおりで福島県産の商品が」

 

と、さみしく語っておりました。

 

P4043203s.jpg被災者の皆さん

 

「負けないよう。 くじけないよう。

 

               がんばりすぎないで」

 

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